「大谷は数々の記録を達成するが、次から次へと記録を打ち立てるので、我々は一つ一つの記録に驚嘆する時間が全くない。」と、2022年シーズンの大谷選手の活躍を讃えています。
アメリカメディアMLB.comは2022年シーズンをデータで振り返って、チームに多くの利益をもたらした選手を紹介しました。
打者としてのデータ
「オフのトレーニングをシーズンの成果に繋げようとするのは当たり前だが、このメジャーリーグでそれを行うのは難しいことだ」と前置きし、
「2021年シーズンの大谷は空振り率が35%だったのに対して、22年シーズンには28.1%に下がった。」
世界最高峰のメジャーリーグで、空振り率が30%を切ることは一流バッターの証でもあり、前年と比べて空振り率が7%も下がったことは、オフのトレーニングで自身のウィークポイントを見つけて大幅な改善ができ、しっかりと結果を出す、という超一流であることを証明しました。
「彼が、キャリア最低の空振り率28.1%という数字を出したことはとても注目すべき点であり、エリートコンタクト(バットの芯)の質も98%と高い数値を維持しているのは、とても注目すべき点である」
空振り率が下がったからと言って芯に当てれなければホームランを出すのは難しく、ヒットにすらなりくい。
大谷選手は空振り率も下げ、ちゃんとバットの芯に当てる技術でも高いレベルを維持していたからこそ、ホームランを量産出来ていたという結果に繋がっていました。
自身のキャリア最低の空振り率を出したことは、的確に自分自身が見え、それをしっかり改善できるところが大谷選手の最大の長所とも言えるでしょう。
投手としてのデータ
投手としてのデータにも触れており、2021年シーズンの奪三振率が29.6%だったのに対し、22年シーズンは24.2%という結果でした。データではー5.4%下がっていますがアメリカメディアでは、
「大谷は、2021年シーズンに非常にセンセーショナルな活躍をしてアメリカンリーグMVPを受賞したが、ストレートと変化球をより良くすることを決してやめなかった。
ストレートの球速は上がり、変化球のレパートリーを微調整し8月には新しく、そして支配的な変化球を投げた。
全面的に改善した結果、アメリカンリーグのサイ・ヤング賞の投票で4位になった。」
と紹介しています。
メディアやファンの高い期待を簡単に超えてきた大谷翔平は、2023年シーズンも更に進化した姿で世界中を魅力してくれるはずだ。