メッツとヤンキースの番記者アンディ・マルティーノ氏は、「エンゼルスのアルテ・モレノオーナーがエンゼルスを売却しないことを決定したが二刀流のスター大谷翔平をトレードするのではないか」と報告しています。
エンゼルスに詳しい人物によると、「エンゼルスGMのペリー・ミナシアンは予測不可能なモレノオーナーに、トレード期限前に交渉の話しをしなければならない。もしモレノオーナーが交渉許可を出せばトレードになる可能性が非常に高くなる。」
と今年のエンゼルスの展開を予測した。
つまり、史上初の5億ドル選手になるであろう大谷選手をトレードせずに、FAになった大谷選手と来季以降もエンゼルスと契約することになれば、途方もない出費になる。
トレードすれば、(大谷翔平)⇆(有望株や大金)
となるので有望株と潤沢な資金を得れることになる。
しかし、シーズンが終了してFAになれば、トレードでのビジネスチャンスはなくなるので、トレードになる可能性が高くなるということだ。
ミナシアンGM、モレノオーナーが「チームが強くなってワールドシリーズ制覇を狙えるレベルになる」と思えばトレードには出さないだろうが、その可能性は低い。
もちろんエンゼルスが大谷をトレードする以上に利益を出せる算段がつけば、シーズン終了後にFAとなった大谷選手と契約交渉するだろう。
メッツ・ヤンキース・ドジャースの気になる動向
大谷の獲得に特に興味があるとされている球団の中に、ニューヨーク・メッツとヤンキースがある。
豊富な資金がある2チームのオーナーは28歳のオオタニがFA市場に出たら、彼らは喜んで5億ドルを出すかもしれない。
しかし、この2チームの番記者マルティーノ氏は、「オオタニがトレードに出ても契約を結べるかは微妙だ。」と報告している。
ニューヨークのこの両チームは昨年のトレード期間に、エンゼルスと話し合ったが、合意に近づくことはできなかった。
メッツオーナーのコーエン氏は今シーズン終了後の大谷翔平についてメッツの上層部とすでに話している、という情報もある。
ヤンキース、メッツ両チームとも昨年7月に大谷のトレードにかなり積極的に動いていた。
大谷選手がトレードに出されず、今シーズン終了後にFAとなる場合、大谷選手と再度交渉してくる可能性が高い。
シーズン中のトレードもこの2チームが話題の中心になるのではないか。
番記者マルティーノ氏は「ドジャースもFAで真剣勝負をする」と報告している。
2023年シーズンを1年3000万ドル(約43億円)の契約で合意した大谷選手だが、エンゼルスが2022年シーズンを3位で終了したことは大谷選手にとって「ネガティブな印象」になったであろう。
エンゼルスに5年在籍し6年目となる大谷は「エンゼルスに残りたいか」と聞かれると、
「そうですね、まぁ。もちろんファンの人も好きですし、球団自体の雰囲気も好きではあるので。ただ、それ以上に勝ちたいという気持ちの方が強いですし、プレーヤーとしてはそれのほうが正しいんじゃないかなと思っています」
大谷翔平という男は各メディアで発言してる通り、何よりも「勝つことを望んでいる」。
大谷選手には来季以降もエンゼルスと契約してほしい気持ちもあるが、トレードに出される可能性と、トラウトや大谷といったスーパースターを擁しながら地区制覇にすら絡めないチームになっている今、
「勝つことを強く望んでいる」大谷選手は、エンゼルスに残る可能性は低いだろう。
大谷は2021年のアメリカンリーグMVPであり、2022年にはヤンキースの強打者アーロン・ジャッジ(MVP)に次ぐ2位だった。
打者として、大谷はアメリカンリーグで34本塁打で4位、95打点で7位だった。
投手として、彼は 2.33 ERA でアメリカンリーグで 4 位、15 勝で 4 位タイ、219 奪三振で 3 位となっている。
そして大谷選手はMLB史上初、同一シーズンに30本塁打10勝を記録した初めての選手となった。
今年3月のWBCで日本代表として世界と戦う。
活躍が期待される大谷は更に市場価格を上げることになるだろう。